日本人も、自分の財産の処分は自分で
決めたいと思っている方が多くなってきていると感じます。
その場合、遺言書の作成が有効です。
遺言書の作成は「争族」対策にも有効です。
実際、そう考える方が増えてきて、遺言書の作成件数は年々増加しています。
遺言書は、下記の方法で作成ができます。
・自筆証書遺言
・公正証書遺言
・秘密証書遺言
それぞれ、良い面・悪い面があり、一番良いのはどれとは言い切れませんが、
公正証書遺言が確実な方法でしょう。
(公正証書遺言の数の推移)
平成元年 40,941件
平成5年 47,104件
平成10年 54,973件
平成15年 64,376件
平成20年 76,436件
遺言書を作成したら、今度はそれを管理しなければなりません。
一般的には、信託銀行や司法書士などに管理を任せることが多いです。
料金的には、信託銀行は100万円~、司法書士は70万円~と高額です。
それでも実際に遺言書を管理する信託銀行における遺言書の保管件数もここ数年でかなり増加しています。
(信託銀行における遺言書の保管件数)
平成6年 17,533件
平成10年 23,870件
平成15年 43,653件
平成20年 65,612件
我々の仕事も相続手続きや遺言書作成のご依頼件数が増えているのですが、
統計データを調べてみると、遺言書の作成件数が急増していることがはっきりと分かりました。
遺言書の作成を考えることも、相続の第一歩だと思います。