日本の資産家は、統計資料によると相続財産に占める土地・建物の割合が50%を
超えていることから「土地持ち資産家」が大半です。
(20年ほど前のバブル期には土地・建物の割合が75%を超えていたそうです!)
そのように考えると、金融資産の占める割合が多い「金」持ちは少数派です。
遺産を分割する場合、土地持ち資産家は不動産を売却しなければ遺産を分割することが
難しくなります。
現金・預金などの金融資産が少なく、分割が円満にできにくくなる場合、
事前に対策できるのであれば「生命保険の活用」をお勧めします。
生命保険として十分な現金が入ってくれば、
・「争族対策」として、代償分割の原資
・「相続税対策」として、納税資金の確保
になります。
預金などの金融資産が十分にある場合、円満な遺産分割ができます。
いつ発生するか分からない相続に対して、あらかじめ生命保険に加入するのは
ムダのようにも思えますが「備えあれば憂いなし」の言葉があるように
十分な検討と事前準備が必要です。